東海旅客鉄道(JR東海)は、在来線車両のうち、国鉄時代に製作し老朽化した電車127両を廃車して、電車120両を新製すると共に、気動車10両を新製すると発表した。輸送サービスの向上と安全性の向上を図る。今回の車両の取替で、電車についてはほぼ全てがJR発足以降に新製した車両に統一される。
新製する電車は313系120両と気動車キハ25形10両。313系電車は現在、東海道線、中央線などの主力車両で、省エネやバリアフリー、乗り心地などに配慮した在来線近郊型車両として最もパフォーマンスの良い車両。
キハ25形気動車は、新形式であり、車体は313系電車をベースに、省エネやバリアフリーにした。
電車、気動車とも運転情報記録機能付きモニタ装置、緊急列車停止装置、緊急防護装置、ATS-PT装置などの安全設備を設置する。
電車は、東海道線(名古屋地区)、中央線、関西線などに投入する。気動車は、主に武豊線に投入する。
設備投資額は約250億円。