交通トラブル原因の殺人、隣家の男を逮捕

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今月21日、長野県上田市内で発生した殺人事件について、長野県警は25日、現場となった家の隣に住む45歳の男を逮捕した。クルマの通行を巡り、約20年前からトラブルになっていたという。

長野県警・上田署によると、事件が起きたのは21日の午前8時ごろ。上田市上丸子付近にある民家敷地内で、この家に住む75歳の女性がクルマの下敷きになっているのを近隣住民が発見。通報を受けて駆けつけた同署員は家屋が放火されていることに気づき、室内に入ったところ、倒れていた女性の夫にあたる82歳の男性と、隣の家に住む45歳の男が倒れているのを発見した。

3人は病院に収容されたが、女性は腹部強打で死亡。男性は首を締められたことが原因の頚部圧迫で死亡した。男は一酸化炭素中毒で一時は意識不明の状態となったが、その後に回復したため、警察は25日に殺人や住居侵入の容疑で逮捕している。

死亡した2人と男は約20年前からクルマの通行を巡って口論を繰り返していた。男の所有するクルマが路地を通過する際、2人の家の敷地内をわずかに踏むことがあり、これが原因だったとみられる。女性はその様子を使い捨てカメラで撮影しており、事件当日もクルマの近くにカメラが落ちていたことが確認されているという。

警察では男を厳しく追及し、動機の解明を急ぐ方針だ。

《石田真一》

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