石油情報センターが発表した石油製品の店頭小売価格の週次調査によると、25日時点でのレギュラーガソリンの店頭価格は、1リットル当たり127.9円となり、120円台に戻った。暫定税率切れでガソリン価格が一時的に大幅に下落した今年4月の水準を下回った。
前の週よりも4.1円の下落で、これで16週連続で価格がダウンした。
石油元売り各社が、毎週のようにガソリンの卸価格を引き下げているためで、消費が低迷していることもあってこれが店頭価格にも波及している。
同センターのレギュラーガソリン店頭価格調査が130円台を割り込んだのは2007年4月以来、1年7か月ぶり。
ハイオクガソリンは4.2円下落して138.7円、軽油は3.3円下がって120.7円だった。軽油は下げ渋っているため、レギュラーガソリンとの価格差が7.2円まで縮小している。
★e燃費(運営:IRIコマース&テクノロジー)によると、11月27日のレギュラーガソリンの全国平均価格は117.1円/リットル、ハイオクは 127.4円/リットル、軽油は111.1円/リットル。石油情報センターによる平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。