【Embedded Technology 2008】進化するWindows Automotive…コストパフォーマンスで採用が進むカーナビ

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品

横浜で開催されている「Embedded Technology 2008」は、組込み機器製品と技術に関する展示会だ。マイクロソフトのブースでは、Windows CEをベースにした各種プラットフォームにフォーカスした展示を行っている。

このうち、カーナビ、カーオーディオ製品向けにチューンされたWindows Automotiveに関する展示では、4社の最新カーナビが同OSの採用事例として実機とともにデモされていた。一般に、カーナビや携帯電話に汎用OSベースのプラットフォームが採用される背景としては、ネットワークサービスに由来する多機能化と開発効率に関するコストダウンのニーズがあるが、文字通り製品の「土台」のリプレースになるわけだから、採用するベンダーも段階を踏んだ移行となったり、移行期のオーバーヘッドコストを吸収するため上位モデルからの採用からとなることが多い。例えば、パイオニアでは2004年からWindows Automotive搭載製品を順次開発、投入しながら切り替えを行っている。パナソニックは、Windows Automotiveを搭載し自宅PCのカメラ映像をカーナビからモニタできる製品を最上位モデルとして今年から発売している。

このような移行期間を経て、近年では廉価モデルにもWindows Automotiveの採用が浸透してきたようだ。デモ展示では、10万円を切る据付型カーナビもあった。ホンダ車向けの純正ディーラーオプションのカーナビだ。Windows Automotive搭載なので、エンターテインメント機能も充実している。据付型なのでPNDより画面も大きくナビゲーション精度も高い。

今後はインターネットとの接続やリッチメディア対応など、エンドユーザーにわかりやすい方向への機能拡張やプラットフォームの統合などを考えているそうだ。また、ITSとの融合も見据え、OSの堅牢性、信頼性向上のための施策も今後重要となるとして、その方向への改良にも取り組んでいる。例えば、CEカーネルを擬似的に複数動作させ、安全面の機能や処理を分離させるプロジェクトが進んでいるとのことだ。
《中尾真二》

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