フィッチ・レーティングスは17日、トヨタ自動車の外貨建て・円建て長期発行体デフォルト格付と無担保優先債務格付「AAA」を格下げの方向で見直しすると発表した。
今回の見直しは、世界の自動車会社が直面する極めて厳しい事業環境と前例のない課題によって、トヨタを含む主要な自動車メーカーの業績悪化が継続する恐れがある、と判断してのもの。
フィッチは、トヨタが現在の「AAA」の格付にふさわしい財務の健全性及び事業の強さを示すことができるかどうかについて判断し、数週間以内に見直しの結論を出す予定だ。
また、フィッチはホンダについても、その格付アウトルックを「強含み」から「安定的」に変更したと発表した。