ヨコオが発表した2008年9月中間期の連結決算は、営業利益が前年同期比50.0%減の3億6500万円と半減した。
車載通信機器分野では、主力製品であるマイクロアンテナの販売が堅調に推移したものの、前半好調だったガラスアンテナ用アンプ、フィルムアンテナなどが後半に入ってから減少し、売上げも伸び悩んだ。回路検査用コネクタ分野は、IC検査用BGAソケット、垂直型プローブカード、半導体前工程検査機器を中心に積極的な拡販を展開したものの、半導体検査需要の低迷から大幅な減収となった。この結果、売上高は同2.1%減の162億9200万円だった。
損益では、資材価格の高騰や人件費増加などのコストアップで営業減益となった。経常利益は同12.5%減の6億1900万円、当期純利益は同40.3%減の2億2500万円だった。
通期業益見通しは前回発表したものを据え置いた。