帝国ピストンリングが発表した2008年9月中間期の連結決算は、売上高は前年同期比4.5%増の295億3300万円と増収だった。営業利益は、同16.6%減の24億6800万円だった。
ピストンリング事業は北米地域では低迷したが、その他の地域でカバー。シリンダライナ事業も独自開発のアルミエンジン向け外周鋳肌ライナが好調だった。収益では銑鉄等金属材料の高騰によるコストアップを原価低減、価格転嫁で吸収しきれなかった。棚卸資産の評価に関する会計基準の適用の影響もあった。
経常利益が同1.0%減の32億4200万円と減益。当期純利益は同7.9%増の22億1100万円だった。
通期連結業績見通しは、売上高が同0.8%増の586億円、営業利益が同39.4%減の41億円、経常利益が同22.9%減の55億円、当期純利益が同17.6%減の32億円となる見通し。