事故の第一発見者、実は容疑者

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今月16日に岐阜県中津川市内の県道で発生した死亡ひき逃げ事件について、岐阜県警は18日、現場近くに住む55歳の男をひき逃げ容疑で逮捕した。男は事故の第一発見者として無関係を装って警察に通報していたが、後の調べで当事者本人と判明したという。

岐阜県警・中津川署によると、問題の事故が起きたのは16日の午後5時50分ごろ。中津川市蛭川付近の県道で、道路を横断していた79歳の女性が進行してきたクルマにはねられる事故が起きた。女性は近くの病院に収容されたが、出血性ショックでまもなく死亡した。

事故の一報を警察に通報したのは女性の親族だが、この親族に対して「事故を目撃した」と名乗り出た男は「女性がクルマに当てられた…と言っていた」などと話していた。

警察では現場近くに住むこの男から第一発見者として事情を聞いていたが、現場から採取された塗膜片から割り出された車種と、事情聴取の際に同署員が目撃していた男のクルマの車種が一致していたことが判明。この点を追及したところ、男が容疑への関与を認めたことから、自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

調べに対して男は「人に当たったとは思わなかった」などと、ひき逃げ容疑を否認しているという。

《石田真一》

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