盗んだ軽トラが住居代わり 山中に潜伏の男を逮捕

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滋賀県警は14日、2006年に滋賀県甲賀市内で軽トラック1台を盗んだとして、同日までに56歳の男を窃盗容疑で逮捕した。男は盗んだクルマを家代わりとして山中に潜伏。2004年から今年9月までに約20台のクルマを盗んだ疑いも持たれている。

滋賀県警・東近江署によると、逮捕された男は2006年に甲賀市内でカギ付きのまま路上駐車されていた軽トラックを盗難した疑いが持たれている。付近では軽トラックや軽ワゴン車を狙った盗難事件が相次いでおり、警察が把握しているだけでも約20件が発生。ガソリンが無くなった時点で乗り捨てられることもあったという。

男は2004年に刑務所を出所した直後から、盗んだクルマを家代わりとして滋賀/三重県境の山中に潜伏。たまに市街地に下りてくると車上荒らしやさい銭盗なども行って現金を確保。これで食料などを購入しては再び山に戻る生活を繰り返していた。

2年前には窃盗容疑で指名手配されており、今年9月に立ち寄ったスーパーマーケットの店員が男を目撃して通報。一度は取り逃がしたものの、再び同じ店を訪れた際に警察が男が運転するクルマを追跡。男は約5kmに渡って逃走したが、最終的にはこれを抑止。男の身柄を拘束している。

調べに対して男は「他人と接するのが嫌だった」などと供述。盗んだクルマは住居仕様に改造されており、LPガスを使うコンロなども助手席に備えられていたという。

《石田真一》

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