【パリモーターショー08】シトロエン C3 にピカソ誕生

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シトロエンは9月10日、10月2日から始まるパリモーターショーに新型『C3ピカソ』を出展すると発表した。C3ピカソはC3をベースに開発した小型MPV。「ピカソ」シリーズとしては、99年の『クサラピカソ』、2006年の『C4ピカソ』に続く3作目となる。

ボディサイズは全長4080×全幅1730×全高1620mm。取り回し性に優れるコンパクトサイズでありながら、できるだけボディを四角形に近づけることで、広い室内空間を実現しているのが特徴だ。また、シトロエンが「スマイリングヘッドランプ」と呼ぶライトは、愛嬌のあるフロントマスクを作り出している。

2列シート、5人乗りの室内は広々。荷室の容量は5人乗りの状態で500リットル(VDA計測値)を確保。リアシートを倒せば、1506リットルに拡大する。また助手席を倒せば、室内長2410mmの圧倒的スペースが出現。シトロエンは「クラス最大級の空間」と胸を張る。さらに、荷室フロアの高さは2段階に調整可能。荷物をたくさん積みたいシーンで威力を発揮する。

外観のハイライトは大きなガラスエリア。フロントウィンドウは巨大なガラス面積と視界確保を両立するため、3分割されている。シトロエンは「ガラス総面積は4.52平方mとクラストップ」と説明。オプションのパノラミックガラスルーフを装着すれば、さらに爽快感がアップする。

エンジンはガソリン2機種、ディーゼル2機種の合計4ユニット。ガソリンはBMWと共同開発した1.6リットル直4で、最大出力は95psと120ps。ディーゼルも1.6リットル直4。最大出力は90psと110psで、CO2排出量はそれぞれ125g/km、130g/kmとなっている。

新型C3ピカソは欧州で2009年に市販予定。欧州小型MPVの新しいスタンダードになりそうだ。

《森脇稔》

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