昭和シェル石油は、9月29日に東京大学サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)と第2回公開シンポジウム「エネルギー持続性への挑戦」を共催すると発表した。
同社は、2007年2月から東京大学を中心とするネットワーク型国際研究拠点であるIR3Sに3人の研究者を派遣し、同機構とともに「エネルギー持続性フォーラム」を立ち上げた。フォーラムは持続可能な社会のための長期的なエネルギービジョンや戦略の構築を目指す。
7月に開催された洞爺湖サミットでは、2050年までに世界全体の温室効果ガス排出量の少なくとも50%削減を達成する目標」を国連機構変動枠組条約の締約国と共有し、採択することを求めるということが合意された。今後、日本が先進国として主導的役割を果たすためには、野心的な温室効果ガス排出量の総量目標を達成する必要がある。さらに日本は、エネルギー需要の急増が予想されるアジア諸国で省エネ大国として高い技術力を広め、同時に将来の持続可能なエネルギー需給体制を提案し、実践することが求められている。
シンポジウムでは、21世紀の持続可能なエネルギー需給体制について提言するのが目標。第1回シンポジウムでは21世紀の「エネルギー供給」の体制について技術的側面を中心に議論した。
今回は、世界のエネルギー需給に多大な影響を及ぼす中国の動向も視野に入れながら、持続可能で豊かな社会における「エネルギー需要」に焦点をあてる。
特にライフスタイルに直接影響を及ぼす民生部門と運輸部門に注目し、持続可能な社会構築に資する技術革新と社会経済システムや制度・政策について議論し提言することを目指す。
第2回公開シンポジウム
『エネルギー持続性への挑戦』の概要
●日時:9月29日(月)
13時00分 - 17時50分
●場所:丸ビルホール
東京都千代田区丸の内2-4-1丸ビル7階
●主催:東京大学サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)
●共催:昭和シェル石油
●参加方法:下記URLより申込む
URL http://www2.ir3s.u-tokyo.ac.jp/
esf/symposium.html
●定員:300名
希望者多数の場合は、先着順
●締切り:定員に達し次第