日産自動車は、商用車の一部の国内希望小売価格を10月1日から値上げすると発表した。改定率はメイングレード平均で2.2%。
トヨタ自動車が9月から商用車とハイブリッドカーの値上げを決めたことから、日産も商用車の値上げで追随する。
日産では、今回の価格改定は、原材料価格の高騰を踏まえ、鉄鋼の使用量が多い商用車のみを対象とした。日産フォークリフトなどの産業機械、トラックメーカーがすでに行っている値上げと同趣旨と、している。値上げ幅は1.3 - 2.9%で金額ベースでは3万 - 7万円のアップとなる。
日産はカルロス・ゴーン社長が国内モデルを値上げを示唆しながら「リーダーが率先するべき」と述べ、暗にトヨタ自動車に値上げを迫っていた。トヨタが値上げを商用車とハイブリッドカーだけにとどめたことから、日産も商用車だけを値上げする。