世界最大級、メタノール生産プラントが本格稼動

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三菱ガス化学が主導する日本サウジアラビアメタノール(JSMC)とサウジアラビア基礎産業公社(SABIC)は、両社が折半出資するメタノール生産合弁会社サウジアラビアメタノール社(AR-RAZI)が5基目となる超大型メタノールプラントが完工、生産を開始したと発表した。生産能力は日産5000t。

プラントは、今年3月予定通り完工して、試運転を開始、5月に最初の製品を生産して実生産運転に入ったが順調に運転を継続し、品質も保証値を上回っていることから、製品の出荷を開始した。

日産5000tの生産能力は世界最大級であり、このクラスのメタノールプラントでは、世界で初めて順調な立ち上がりに成功した。

これによりAR-RAZIは5基のプラントで年産500万tの設備能力を持つことになり、単一のメタノール生産工場としては、世界最大規模となる。

今回の設備増設に伴って、生産するメタノールの一部は、SABICの関連会社であるSAFCO社から原料天然ガスの供給を受けて、受託生産を行う計画で、これによりAR-RAZIは、ほぼフル稼働となる予定。

メタノール市場は、世界的な景気減速の懸念はあるものの、中国ではDMEやガソリンブレンドなどの燃料用途、オレフィン製造に需要が増加するなど、依然拡大していく見込みで、今回の増産分はアジアを中心に供給していく予定だ。
《レスポンス編集部》

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