【新聞ウォッチ】トヨタは「減速」、反町ジャパンは「黒星」

トヨタ自動車が発表した2008年4 - 6月期連結決算は、売上高が前年同期比4.7%減、本業のもうけを示す営業利益は38.9%減となり、02年度に四半期決算の公表を始めて以来、初の減収減益となった。

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2008年8月8日付

●景気後退局面入り 月例報告「弱含み」に修正(読売・1面)

●北京五輪きょう開会式(読売・1面)

●日産、米クライスラーOEM拡大を検討(読売・8面)

●車5社円高で減収 世界販売台数は各社増加(読売・8面)

●日産「ティーダ」CMイスラエルで放送中止(読売・33面)

●稼ぎ頭米国販売減速「誤算」トヨタ急ブレーキ(産経・7面)

●スズキ「欧州風アルト」パリモーターショーで公開(産経・7面)

●トヨタ副社長「国内での値上げ考えざるを得ない」(東京・6面)

●電気自動車、東電、首都圏に充電拠点網、来年度200カ所、普及促す(日経・1面)

●ブラジルに新工場、日本板硝子(日経・11面)


ひとくちコメント

トヨタ自動車が発表した2008年4 - 6月期連結決算は、売上高が前年同期比4.7%減、本業のもうけを示す営業利益は38.9%減となり、02年度に四半期決算の公表を始めて以来、初の減収減益となった。

きょうの各紙も「急ブレーキ」「減速」「苦戦」という大きな活字が見出しを飾っている。本文にも「曲がり角」「暗い影」「不振」「正念場」などネガティブな表現が目立つ。

もっとも、トヨタの前年同期の利益は過去最高益を更新するなどの好決算だった。今期は原材料価格の高騰や円高などの経営環境の激変を考慮すれば、純利益が28.1%減とはいえ、それでも3536億円を計上している。

しかも、地域別での増減はみられるが、総販売台数は4万1000台増をキープした。100km/hの高速走行から60km/h程度のエコドライブに減速したと思えば、決して悲観的な数字ではない。

それにしても日本の製造業を代表するトヨタの「減収減益」と政府が「景気の後退局面入り」を事実上認めた月例経済報告とがまったく同じタイミングで公表されたというのも奇妙な話である。いよいよ夏休み本番。北京五輪も開幕するが、昨夜はトヨタの減益決算よりも「反町ジャパン」の黒星スタートのほうがショックは大きかった。
《福田俊之》

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