セーレンが発表した2008年4 - 6月期(第1四半期)の連結決算は、経常利益が前年同期比40.5%減の12億9600万円と大幅減益となった。
売上高は同2.4%減の277億0600万円と減収となった。中国で新しいシート事業のラインが立ち上がったことなど、自動車向けを中心に海外子会社が順調に業績を伸ばしたほか、子会社KBセーレンの工業資材化を推進した。しかし原油価格や企業物価をカバーするまでには至らず、減収となった。
損益では、燃料や原染料の高騰、円高による為替差損の拡大が影響した。営業利益は同26.5%減の13億4600万円と大幅減益となった。当期純利益は同64.3%減の4億5500万円だった。
通期連結業績見通しは前回発表したものを据え置いた。