民間宇宙旅行の母機、ロールアウト…ヴァージン WK2

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民間宇宙旅行・運送業の実現をめざすヴァージン・ギャラクティックは28日、米カリフォルニア州のモハベ航空宇宙港で、宇宙船「スペースシップ・ツー」を上空まで運ぶ母機、「ホワイトナイト・ツー」(WK2)をロールアウトした。

WK2の1号機はヴァージングループ創立者、リチャード・ブランソンの母親の名前にちなんで、また新時代の始まりにちなんで、「イブ」と命名された。

ヴァージン・ギャラクティックによると、WK2は機体の素材に全面的に炭素繊維を用いた航空機として最初で最大だという。翼桁材の長さは140フィート=42.7mあり、炭素繊維で作られた単一の航空機用部品では最大だそうだ。

WK2の最高飛行高度は5万フィート=1万5000m、航続は北米大陸横断が可能。エンジンはプラット&ホイットニー「PW308A」を4発装備する。スペースシップ・ツーは1万5000mの上空でWK2から離脱、さらに宇宙をめざす。

WK2の外観の最大の特徴は2本ある胴体だ。2本の胴体をつなぐ翼の下部にスペースシップ・ツーを連結する。このフォーマットにより、スペースシップ・ツーへの乗員の乗降、荷物の積み降ろしが簡単になり、WK2の到着から次の出発までの整備時間(ターンアラウンド時間)かぜ短縮された。WK2は日に4回の飛行が可能だそうだ。

宇宙船スペースシップ・ツーのロールアウトは2009年に予定されている。WK2の初飛行は2008年秋に行なわれる。さらに開発が順調に進めば、スペースシップ・ツーをペイロードとして搭載してのWK2の初飛行は2009年になる。

《高木啓》

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