ホンダは25日、2008年4 - 6月期連結決算の発表を行った。その席上、近藤広一副社長は米国市場について、1500万台を切ると予測した。
「われわれは当初1520万 - 1530万台と見ていたが、今の段階では間違いなく1500万台を切る。本音を言えば、1450万 - 1500万台の間でなんとか収まってくれればいい」と近藤副社長は説明した。
ホンダではアラバマ工場で2万5000台強の減産を行うが、同時に米国市場でフレキシブル生産体制をさらに進めていく考えを示した。というのも、米国市場の先行きは不透明で、このまま一気に小型化が進んでいくのか、将来大型車に戻るのか、なかなか読めないからだ。
「どちらに転んでもいいように、フレキシブルな生産体制をさらに進める必要がある。それは完成車だけでなく、エンジン、トランスミッションを含めて進めることが大事だ」と近藤副社長は強調した。