気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年7月24日付
●岩手震度6強(読売・1面)
●東京海上、米損保を買収5000億円過去最高規模(読売・2面)
●トヨタ上半期販売世界一(読売・8面)
●トヨタ 世界販売30万台減 下方修正(朝日・13面)
●トヨタ高級車値上げ、来月にも一斉は見送り(産経・2面)
●ガソリン、夏休みでも販売減? 卸価格上げ 190円台可能性も(産経・10面)
●通行台数初の減少、中日本高速、軽自動車は増加(産経・10面)
●来年度税改正、消費税率上げ見送り、与党、方針固める(東京・1面)
●車保険料値上げの波(東京・8面)
●元三菱ふそう会長控訴を取り消し、有罪確定(東京・26面)
●「炭素繊維車」を共同開発、東レ・日産など4割軽量化(日経・1面)
●電気自動車、グーグル創業者出資の米テスラ シリコンバレーに販売店(日経・13面)
●トップに聞く企業戦略、鈴木修・スズキ会長「インドなど新興国、競争力どう高める?(日経・17面)
●フォルクスワーゲン2車種2000台をリコール(日経・38面)
ひとくちコメント
ダイハツ工業、日野自動車を含むトヨタグループの08年上半期の世界全体の販売台数が前年同期比2.2%増の481万7941台だったのに対し、GMは2.9%減の454万0409台。27万台近い差でトヨタが昨年に続き上半期の販売台数世界一となったという。両社が上半期の台数を公表したのを受けて、きょうの各紙が報じている。
トヨタとGMの世界一争いは、昨年上半期はトヨタがリードしたが、下半期にGMが巻き返し、年間ではGMがかろうじて首位を死守した。この間、数字を比べるのが大好きなマスコミは、昨夏以降、各社競って「トヨタ世界一」の特集を連載したものの、結果的には「腰砕け」状態で終わった。
今年は「下方修正」を余儀なくされる中、さすがに「トヨタ世界一」の企画を控えると思われるが、当面はきょうの産経が報じた「トヨタ高級車値上げ」の動きが焦点になるだろう。