丸紅、ベトナム国営石炭鉱産物公社向けにアルミナ精錬プラントを受注

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丸紅は、アルミニウム生産世界第4位でアルミナ生産世界第3位の、中国アルミ集団のエンジニアリング会社であるチャイナ・アルミニウム・インターナショナル・エンジニアリング社(チャリエコ社)と協力して、ベトナム国営石炭鉱産物公社(ビナコミン社)から、アルミナ精錬プラント建設を受注したと発表した。7月14日にハノイで契約調印式を行った。

ベトナムは従来、アルミナの原鉱石となるボーキサイトを輸出していたが、資源の高付加価値化を目指しているビナコミン社が、ベトナム初のアルミナ精錬プラントを建設運営する。

今回の契約では、ホーチミンの北200キロにあるラムドン省で年産60万トンのアルミナ精錬プラントを建設するもので、チャリエコ社が、設計から機器調達・現地工事までを含むEPCフルターンキーで供給する。受注金額は約500億円で、2010年に完工する予定。

丸紅は、チャリエコ社に対して、受注・建設契約履行支援、各種手続きに関する助言、資材調達などの支援業務を行うほか、ビナコミン社に対しても種々アドバイザリー業務なども併せ行う。

今回の入札は、丸紅のベトナムでのプラント案件の実績とビナコミン社との長年にわたる石炭や各種設備取引を通じて構築した良好な信頼関係とチャリエコ社の技術力、価格競争力がビナコミン社に高く評価されての受注となったと、している。

ビナコミン社は、引き続きアルミナ生産を拡大する方針で、今回の件以外にもアルミナ精錬プラント新設を計画しており、丸紅は今後もチャリエコ社とともに連続受注を目指す。丸紅は、チャリエコ社を初めとする中国企業との協業による第3国向けプラント輸出案件を一段と拡大する方針。

《レスポンス編集部》

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