住友電工ハードメタル、コーティドスミボロンBNC200をリニューアル

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住友電工ハードメタル、コーティドスミボロンBNC200をリニューアル
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住友電工ハードメタルは、焼入鋼の高能率加工に対応したCBN(立方晶窒化硼素)材種「コーティドスミボロンBNC200」をリニューアルした。7月下旬の出荷分からリニューアル品に順次切り替えていく予定。

同社は、CBN焼結体工具「スミボロン」に高機能セラミック膜を被覆した「コーティドスミボロン」を、焼入鋼の高速加工、高能率加工、断続加工、高精度加工といったさまざまな加工用途に対応させ、シリーズ展開している。自動車産業を中心とする製造業では、トータルコスト低減や性能向上に対する要求が高まっており、加工の高能率化、高精度化が進んでいる。これらのニーズに対応するため、2000年の発売以降、好評な高能率加工用のBNC200を全面リニューアルし、生産性の向上や長寿命化を図った。

新しいBNC200は、従来品の耐摩耗性を維持しながら耐欠損性を大幅に向上させることで、焼入鋼の浸炭層除去加工に代表される粗加工や断続加工で問題になる突発的な欠損を抑制、従来品に比べ1.5倍以上の工具寿命と高能率加工を実現した。

新BNC200を用いることで、製造現場における工具交換頻度を大幅に低減、製造現場でも、長時間の無人運転が可能となる。汎用性の高い標準刃先処理に加え、切れ味を重視したLS型刃先処理、刃先強度の高いHS型刃先処理に対応し、様々な焼入鋼部品加工の長寿命化、高能率化を実現する。

新BNC200の販売価格は従来品と同価格で、長寿命化による工具使用量・交換頻度の低減、高能率化による加工時間の短縮が図れることから、今後、焼入鋼の加工コスト低減が図れるとしている。

《レスポンス編集部》

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