東京商工リサーチが発表した6月の全国企業倒産状況によると、負債総額1000万円以上の倒産件数は1324件で6月として5年ぶりに1300件を上回った。
倒産件数は前年同月比11.7%増、前月と比べても2.6%増となった。負債総額は4923億7000万円で、前年同月比11.7%増となり、3カ月連続で前年同月を上回った。
形態別では破産が過去最多の811件だった。倒産の原因別では、販売不振が最近1年間で最多の868件となり、値上げや景気悪化などで消費不況による企業倒産が増加している実態が明らかになった。