マツダは8日、『ボンゴフレンディ』以来、久々に登場となるトールタイプ・ミニバンの『ビアンテ』を発表した。主力エンジンが2リットル(2.3リットルも設定)なので、トヨタ『ヴォクシー』/『ノア』や日産『セレナ』をライバルとするミドルサイズのワンボックスミニバンに分類されるが、全幅が1770mmあるので全車3ナンバーボディとなる。ビアンテの開発責任者を務めた清地秀哲さんは「日本の市場ではミニバンが多くのシェアを占めており、その中でもトールタイプは非常に高い人気を獲得しています。マツダもそのトールミニバンの市場に参入すべくビアンテを開発しました」「ビアンテは2リットルクラス最大を誇る室内空間と、ひと目見ただけで乗りたくなるようなワクワクするデザイン、そして乗る人すべてが感じられる走りの楽しさと安心感をアピールポイントとして、激戦の市場で勝負していきたいと思っています」「ビアンテのボディはライバルよりもひと回り大きな3ナンバーサイズではありますが、価格や取り回しに関しては5ナンバーサイズと同等に抑えていますので、非常に競争力の高いミニバンに仕上がっていると思います」とコメント。実際にビアンテの価格帯はヴォクシーの売れ筋グレードとなる「X・Lエディション」と同等の価格をスターティングプライスに置いている。ライバル車種に対して3ナンバーの利点を生かした広い室内とマツダらしいZoom-Zoomな走りを両立していれば、競争力のあるミニバンとなるだろう。