【富士スピードウェイ改修】たりないのは待ち時間の退屈しのぎだけ

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F1日本GP(10月12日決勝)開催に向けて改修工事を進めている富士スピードウェイ(FSW)。いくつかの具体的な改修ポイントに注目してみよう。

まず、グランドスタンドから見ることのできるレース中継ビジョン(大型スクリーン)の数が、昨年の1画面から都合4画面へと増加する。「グランドスタンドに居ながら、画面がよく見えない」という事態は、かなり改善されることになりそうだ。他の指定席のビジョンも、昨年より大型化される予定。

また、昨年はバス発着所から観戦席への徒歩通路が不当な遠回りを強いられているようなパターンも多々見られたのだが、今季は極力無理のない動線経路が設定されることになりそう。

現地をご存じない方にはわかりにくいかもしれないが、具体例としてショートサーキットから1コーナー方面に向けては、旧バンク下からP10駐車場の近傍を通る道が今季は歩行者通路となる。これらの変更によって、歩かなければならない距離と時間はある程度短縮されるだろう。

バス乗降場は、昨年が舗装部分11万平方mだったのに対し、今年は20.3万平方mが舗装されることとなった。しかも、昨年簡易舗装だった陥没箇所については強固なコンクリート舗装にするなど、全体に“強化”。照明設備は前年比3倍弱の数的充実により、場内カバー率100%に(昨年は同率60%)。

グランドスタンド裏の雨宿りルーフの設置と、各所の仮設テント造営によって、1万3000 - 4000人が雨をしのぐことができるようにはなるが、決勝日には11万人の来場者数があるのだから、数としては足りない。ただ、あくまでも屋外イベントであることが前提なので、ここに過度な期待をするのは不可能な話だろう。「食事をするときだけでも雨をしのげるよう、そのあたりはみなさんに譲り合いをお願いしたい」(高瀬本部長)。

バスが場内留め置き方式になることから、帰路、雨天でも雨から身を守ることだけは、ほぼ全員ができる理屈。ただ、退屈しのぎの道具は自己責任で各自が用意する必要があるかもしれない。

《遠藤俊幸》

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