27日、大分県別府市内の国道を走行していた大型トレーラーのタイヤが脱落し、道路沿いの店に飛び込む事故が起きた。タイヤのボルトは破断面が錆びついており、警察ではかなり前からボルトの破壊が進んでいたものとみて、整備状況などについて調べを進めている。
大分県警・別府署によると、事故が起きたのは27日の午前0時25分ごろ。別府市浜町付近の国道10号を走行していた大型トレーラーから右後輪のタイヤ2本が脱落するのを後続車の運転者が目撃。警察に通報した。
脱落したタイヤは道路沿いにあるラーメン店と携帯電話販売店に突っ込み、玄関付近のガラスが割れるなどの被害が出た。携帯電話販売店は閉店していたが、ラーメン店には事故当時、数人の店員がいたという。しかし、店の奥にいたため、人的な被害は発生しなかった。
トレーラーはそのまま走行。ナンバーの目撃情報から、約20km離れた場所で警察が抑止したが、脱落したのはトレーラー部だったこともあり、運転していた42歳の男性はタイヤ脱落に気がついていなかったという。