フコクが発表した2008年3月期連結決算は、売上高は前年同期比8.8%増の564億0500万円と増収、営業利益が同6.2%減の27億6700万円と減益だった。
防振機能製品を中心に受注が好調に推移したものの、ゴム材料や鋼材の高騰、販売管理費の増加の影響で営業減益となった。
経常利益も為替差損の影響もあり、同16.8%減の25億6500万円、当期純利益が同12.8%減の15億5100万円だった。
今期の見通しは、売上高が同6.4%増の600億円、営業利益が同15.6%増の32億円、経常利益が同20.8%増の31億円、当期純利益が同16.0%増の18億円と増収増益となる見通し。
一方、フコクは、ロバートボッシュによるボッシュの友好的TOB(株式公開買い付け)に応募する。TOBへの応募で投資有価証券売却益として1億7400万円を2009年3月期決算で特別利益に計上する。