三菱ケミカルの中期経営計画…APT と SIS、ありたい姿とあるべき姿

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三菱ケミカルの中期経営計画…APT と SIS、ありたい姿とあるべき姿
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三菱ケミカルホールディングスは13日、2008年から2010年の3年間を実行期間とする新中期経営計画「APTSIS 10」を策定した。

同社は今回の中期経営計画策定に先駆けて昨年、グループの2025年のありたい姿と2015年のあるべき姿をまとめた。その中で、将来の経営環境の認識から、サスティナビリティ(資源・環境)、ヘルス(健康)、コンフォート(快適)の3つの判断基準で企業活動を行うことにより、世界から信頼されるリーディングカンパニーでありたいとのビジョンを掲げた。

今回の「APTSIS 10」は、このビジョンを受けて、2010年までの3カ年の具体的戦略を策定したものだ。「APT」とは「適切な、ふさわしい」、そして「SIS」は「行為、過程、状態、条件」などを表す言葉である。

コンセプトは「成長を実現し、創造・飛躍する」で、各事業分野で高機能化・高付加価値化と新陳代謝を図っていく。そして、7つの事業を育成事業として位置づけ、早期に事業化を図っていく。その7つとは固体照明、HEV用リチウムイオン電池材料、次世代ディスプレイ、自動車用ケミカルコンポーネント、バイオポリマー、有機太陽電池、個別化医療だ。

そして、2011年3月期には営業利益1900億円以上、ROA6%以上、二酸化炭素削減原単位20%以上の改善を達成する。

《山田清志》

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