いすゞ自動車は、2009年3月期連結決算業績見通しで営業減益を予想する。
新車販売計画は、これまで同社の業績を引っ張ってきた海外販売で前年同期比0.5%増の43万7000台と、ほぼ横ばいにとどまる見通し。国内販売は同3.7%減の7万1000台と低迷する見通し。このため、売上高は同3.9%減の1兆8500億円と減収になる見通し。国内売上げが同5.3%減、海外売上げも為替変動によって同3.2%減となる見通し。
収益では、モデルミックスの改善や合理化などの増益効果を見込むが、需要低迷などで240億円、設備・研究開発費増で120億円、為替差損100億円などの減益効果が上回り、営業利益は同4.2%減の1050億円と減益の見通し。経常利益も同6.0%減の1150億円となる見通し。
当期純利益は2008年3月期に大幅減益となったことから同11.8%増の850億円と増益になる見通し。