JFEの高機能化成処理鋼板に「文部科学大臣発明賞」

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JFEスチールは、同社が開発した家電・OA機器用途に最適なクロメートフリー高機能化成処理鋼板「JFEエクセルジンクJN」が2008年度全国発明表彰「文部科学大臣発明賞」を受賞したと発表した。

6価クロムを含有しないクロメートフリー鋼板は1970年代から研究してきたが、耐食性を確保するために皮膜の膜厚を厚くする必要があり、家電・OA機器用途に必要な導電性と耐食性の両立が困難だった。

そこで同社では、薄膜でありながら高度の耐食性を発揮させるため、腐食の原因となる酸素の透過抑制に着目した高バリア性特殊有機樹脂と皮膜損傷部において自発的に保護皮膜を形成する自己補修性発現無機化合物を開発した。

これらを複合化した有機無機複合皮膜により、世界で初めて極薄膜での耐食性付与に成功した。この結果、耐食性と相反する特性であった導電性との両立も実現した。

1998年に生産を開始し、最近では電磁波シールドの観点から極めて高度な導電性が要求される薄型TVなどのデジタル家電での採用が拡大している。

この技術は、第54回大河内記念技術賞も受賞している。
《レスポンス編集部》

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