車内の携行タンクにこっそり給油、火が出て逃走

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4月28日夕方、兵庫県神戸市北区内のセルフ式ガソリンスタンドで、軽乗用車の車内に置かれていた金属製の携行タンクに男が給油しようとしたところ、これが炎上する事故が起きた。男はそのまま逃走したが、翌4月29日に警察へ出頭、自首している。

兵庫県警・神戸北署によると、事故が起きたのは4月28日の午後6時50分ごろ。神戸市北区日の峰2丁目付近にあるセルフ式のガソリンスタンドで、軽乗用車で乗りつけた客の男が、後部座席に置いていたとみられる金属製の携行タンクにガソリンを給油しようとしたところ、これが突然炎上した。

男は携行タンクを車外に投げ捨て、そのままクルマで逃走。火は従業員が消火器で消し止めたため、延焼被害はなかった。セルフ式スタンドでは携行タンクへの給油が禁止されているが、男は暫定税率復活後のガソリン値上げを見込み、従業員の目が届きにくい車内に置いたタンクへ給油していたとみられる。

警察では失火事件として捜査を開始したが、翌4月29日になって事件の起きたガソリンスタンドへ49歳の男が「迷惑を掛けた」と謝罪に訪れた。男は従業員に付き添われるかたちで警察に出頭。警察は失火容疑で男から事情を聞き、書類送検する方針だ。

《石田真一》

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