26・27日に、D1グランプリの第2戦が富士スピードウェイで開催される。審査区間は、300Rからヘアピンへ向かう、お馴染みの逆走ルート。審査席はヘアピンアウト側にあり、スピードガンは300Rを抜けたところに設置される。
コース幅が広く、F1が開催される国際コースであることから、D1屈指のハイスピードドリフトを見られるのがポイントだ。ヘアピンの進入では200km/hに迫るスピードが計測されるほど。
ポイントのひとつは、開幕戦で早くも優勝した07王者の川畑真人が新車を投入してくること。日産『シルビア』(S15)から、同じシルビア系だが『180SX』に乗り換える。乗り換えて最初の1戦だけに、本来の走りができるかどうか微妙なところだが、もともと180SXに乗り慣れた選手であるため、それほどの心配は必要ないかも知れない。そのほか、「ハチロク使い」のひとりである吉岡稔記がレクサス『SC430』を投入予定。
また、ここ数年はSUPER GTに主戦場を移していた谷口信輝が、2年ぶりに復帰。トヨタ『アルテッツァ』をベースにしたHKSアルテッツァ2号機で参戦予定だ。ブランクが気になるところだが、谷口はSUPER GTのデモンストレーションや、そのほかイベントでも織戸学らと組んでドリフトをこなしているので、まったくのブランクというわけではない。しかも、富士スピードウェイが改修されてD1グランプリが初開催された際に、最初にラインを見つけたのが谷口ともなれば、逆にレギュラーメンバーも油断できない状況といえよう。
チケットは当日券は用意されていないが、自由観戦エリアの入場券は用意されている。27日決勝日は、大人3300円、小人1300円となっている。