ディスプレイ08…日立、車載ディスプレイで活路

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「ディスプレイ2008」が16日、東京ビッグサイトで開幕したが、そこで車載ディスプレイに力を入れた展示を行っていたのが日立製作所の子会社、日立ディスプレイズだ。

そのブースには数々の車載ディスプレイが並んでいた。その裏には日立グループの苦しいお家の事情がある。というのも、広視野角を特長とする、自慢の「IPS」方式の液晶テレビが大苦戦をしているからだ。

日立は今年3月、連結最終損益が100億円の黒字から一転して700億円の赤字になると下方修正したが、その大きな原因になったのがほかでもない薄型テレビ事業だった。「うちは民生用の商売が非常に弱い」と日立ディスプレイズ関係者も嘆いており、なんとか車載ディスプレイで活路を見い出したいという思いが強い。

「2012年から販売されるクルマの多くに、日立のディスプレイを搭載していきたい」と同関係者は力を込める。ドイツ車の一部では今年のモデルから搭載されているそうだ。

《山田清志》

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