ミクニ、インドの合弁事業を解消 単独進出

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ミクニは、インドのキャブレターリミテッド社との合弁会社ユーキャル・フューエル・システムズ社のミクニが保有する全株式をキャブレターリミテッド社に譲渡し、合弁契約を解消すると発表した。

ミクニとキャブレターリミテッド社は、1985年にインド市場での自動車部品の製造を目的にユーキャル社を設立し、これまで日系自動車メーカーに加え、現地メーカーにも販路拡大をしてきた。

ユーキャル社の経営は、ミクニ、キャブレターリミテッド社との協議で進めてきた。しかし、インドの自動車市場は急速に発展、これらの市場環境に対応するにはキャブレターリミテッド社との共同経営方式では、相乗効果の実現の可能性が低下し、部品メーカーとして市場環境に対応が遅れることの懸念がある。経営資源の最適化を図り、より一層柔軟かつ効率的に事業を展開することが双方の企業価値を高めるために最善であると判断、両社の合意により合弁契約を解消することにした。

ミクニはユーキャル社の全株式、出資比率26%分をキャブレターリミテッド社に売却する。

ミクニは合弁解消に伴って、インドに新たに100%出資の新会社を設立し、独自の「ものづくり」を中心とした経営戦略で、伸張するインド自動車市場での拡販を図る方針だ。

《レスポンス編集部》

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