HKSが発表した2008年2月中間期の連結決算は、営業利益が7300万円となり、黒字転換した。
売上高は前年同期比3.2%増の39億9000万円だった。「GTスーパーチャージャー」や「サスペンション」、「SQV」などの車種バリエーションの追加や新シリーズの投入効果で増収となった。
国内は、自動車メーカー向けの部品の受託加工は減少したものの、アフターパーツの国内売上高は順調で、マリンジェット用スーパーチャージャーの受託生産も伸びた。
海外は米国での福祉車両用部品の販売中止、パフォーマンスパーツの売上が低迷、欧州でも現地特別仕様車用製品の投入遅れで売上が不振だった。ただ、アジア地域はシンガポールを中心に堅調だった。
損益では、増収に加えて、工場操業度の向上による原価低減、一般管理費抑制などの効果で、経常損益は前年同期が10億5000万円の赤字だったが、6900万円の黒字に転換し、大幅収益が改善した。
中間期純利益も1100万円と黒字転換した。