姉弟のケンカ、殺人未遂事件に発展!?

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岐阜県警は3月31日、19歳の男性が車の屋根にしがみついていることを認識しながら、約2kmに渡って蛇行運転を繰り返し、男性を振り落とそうとしたとして、20歳の女と22歳の男を殺人未遂の現行犯で逮捕した。車は女が運転しており、屋根にしがみついていた男性の実姉。

岐阜県警・岐阜北署によると、事件が起きたのは3月31日の午後0時30分ごろ。岐阜市長良付近にある携帯電話販売店から「来店した客同士が激しいケンカをしている」、「男性を車の屋根に乗せたまま走り去った」などという内容の通報が警察に寄せられた。

同署パトカーが周辺を捜索したところ、約1.8km離れた国道256号で屋根にしがみついた若い男性を乗せたまま蛇行運転を繰り返す乗用車を発見。パトカーはただちに停止するように命じたが、車はこれを無視。さらに逃走を続けようとしたことから、前後をパトカーで挟んで強制的に抑止。しがみついていた19歳の男性を保護するとともに、車を運転していた20歳の女と、同乗していた22歳の男を殺人未遂容疑で逮捕した。男性にケガはなかった。

後の調べで、車を運転していた女は、屋根にしがみついていた男性の実姉と判明。携帯電話の契約を巡るトラブルから激しい口論となり、車で逃走しようとした2人を男性が制止しようとした結果、屋根にしがみつく状態になったとみられる。

調べに対して2人は容疑を大筋で認めており、「頭にきたので振り落としてやろうと思った」などと供述しているようだ。

《石田真一》

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