12日午後、福島県広野町内の常磐自動車道で、対面通行区間の下り線を走行していた乗用車が上り線側に逸脱。上り線を走行してきた乗用車と正面衝突した。この事故で逸脱側の2人が死亡。順走側の1人が軽傷を負った。
福島県警・高速隊によると、事故が起きたのは12日の午後3時ごろ。広野町上北迫付近の常磐自動車道(対面通行区間)で、下り線側を走行していた乗用車が中央分離帯の樹脂ポールをなぎ倒して上り線側に逸脱。上り線を走行してきた31歳男性の運転する乗用車と正面衝突した。
衝突によって逸脱側のクルマは大破。運転していた28歳の女性と、同乗していた52歳の女性が頭部を強打したことが原因で間もなく死亡。順走側のクルマを運転していた男性も打撲などの軽傷を負い、近くの病院で手当てを受けている。
現場は見通しの良い直線区間。警察ではハンドル操作の誤りか、居眠り運転の可能性が高いとみている。