12日未明、千葉県四街道市内の東関東自動車道下り線で、速度違反の取り締まりを行っていた千葉県警・高速隊の隊員が路肩を歩いていたところ、後方から進行してきた大型トラックにはねられて重傷を負った。トラックを運転の男が現行犯逮捕されている。
同隊によると、事故が起きたのは12日の午前4時25分ごろ。四街道市大日付近の東関東自動車道下り線で、同隊に所属する33歳巡査長ら2人がパトロールを実施していたところ、速度超過違反を行った乗用車を発見。停止を命じるとともに、路肩に誘導した。
巡査長は路肩に駐車したパトカーを降り、前方に停止させた違反車両に歩み寄ったが、この直後に後方から進行してきた大型トラックと接触した。巡査長は転倒して肩を骨折する重傷。警察はトラックを運転していた37歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕している。
現場は見通しの良い片側3車線の直線区間。調べに対し、逮捕された男は「前をよく見ていなかった」などと供述しているようだ。巡査長は路肩の内側(側壁側)を歩いており、警察では脇見をしているうちに逸脱したものとみている。