旭化成、エレクトロケミカル関連事業などを再編

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旭化成は、中期経営計画「Growth Action.2010」の最終年度である2010年度以降も継続的に事業の拡大を図るため、「エレクトロケミカル関連事業」と「医療関連事業」について経営体制を再編することを決定した。

中期経営計画では、エレクトロケミカル関連事業と医療関連事業をグループの重点成長領域として位置づけている。これらの事業領域では、これまでも積極的に事業開発や設備投資を行うなど成長戦略を進めてきたが、今後のグループの中核事業として2010年度以降も継続的に成長させていくためには、経営体制の再編が必要と判断した。

これに伴い、エレクトロケミカル関連事業と医療関連事業をそれぞれ持株会社である旭化成の子会社として再編し、グループの重点成長領域として明確化するとともに、経営の効率化による戦略的な意思決定と資源投入を迅速に行う体制とする。

エレクトロケミカル関連事業は、旭化成の新事業本部の一部と、旭化成ケミカルズ及び旭化成エレクトロニクスが持つエレクトロケミカル関連事業を集約し、2009年4月に新たに事業会社を設立する。このため、該当事業の統合に向けた準備を行う「エレクトロケミカル事業推進室」を、4月1 日付で旭化成に設置する。

新会社に移行する主な組織は旭化成が新事業本部の実装・表示材料マーケティングセンターおよび研究開発センターの一部。旭化成ケミカルズの膜・エネルギー事業部(リチウムイオン電池用バッテリーセパレーター)、情報・印刷事業部(感光性樹脂、エポキシ樹脂など)、ポリマー製品事業部の一部事業(拡散板など)。旭化成エレクトロニクスが電子材料事業部(感光性ポリイミド系コーティング樹脂)、基板材料事業部(感光性ドライフィルムレジスト)、積層材料事業部(プリント配線板用ガラスクロス)、電子機能製品事業部(フォトマスク防塵保護膜ペリクルなど)。

医療関連事業は、旭化成ファーマの子会社である旭化成メディカル、旭化成クラレメディカルが担当しているが、10月にそれぞれの会社を旭化成の直接の子会社とする。

《レスポンス編集部》

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