2日午後、三重県鈴鹿市内にある中古車販売店の敷地内で入れ替え中の乗用車が暴走し、従業員の女性をはねる事故が起きた。女性は収容先の病院で死亡。クルマはそのまま国道23号に飛び出し、進行中のクルマとも衝突している。
三重県警・鈴鹿署によると、事故が起きたのは2日の午後1時50分ごろ。鈴鹿市磯山2丁目付近にある中古車販売店の敷地内で、54歳の男性が屋外展示車両の入れ替え作業を行っていたところ、この男性が運転する乗用車が突然暴走した。
クルマは前方で別の作業を行っていた48歳の女性店員を直撃。この女性をはねた後もクルマは止まらず、そのまま国道23号に飛び出し、進行してきた47歳男性の運転する乗用車とも衝突している。
女性店員は全身を強打。近くの病院に収容されたが、出血性ショックで約5時間後に死亡。国道でクルマを運転していた男性にケガはなかった。
警察ではアクセルとブレーキの踏み間違いが事故の主因と推測しており、自動車運転過失致死で男性から事情を聞くとともに、暴走した車両の検証を進めている。