住金と住商、インド国鉄の鉄道用車輪を受注

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住友金属工業と住友商事は、インド国鉄から鉄道用鍛鋼車輪1万1000枚を受注したと発表した。この車輪は、主にムンバイ地区の近郊電車用として使用される。

インド国鉄からの1万枚を超える車輪の大量受注は、1992年以来、15年ぶり。

インド国鉄は約28万両の車両を保有し、全長約6万4000kmの鉄道網は単一経営としては、世界最大規模だ。インドでは経済成長に伴って今後、貨物輸送、旅客輸送ともに大幅な成長が続く見込みで、貨物専用鉄道をはじめとする鉄道インフラの拡充が予想される。

現在、住友金属は、交通産機品カンパニー製鋼所に20億円を投資し、鉄道用車輪の生産能力増強を進めている。2008年3月末までに工事を完了させ、4月から年産20万枚から24万枚レベルでの生産体制に増強する予定。

住友金属の鉄道用鍛鋼車輪の品質は海外でも高い評価を受けており、インドでも需要は高まっている。住友金属と住友商事は長年にわたるインド国鉄との良好な関係を引き続き維持しながら、インドの鉄道車輪市場に注力し、積極的な販売を行っていく方針だ。

《レスポンス編集部》

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