スズキは、3月から神奈川県で、先進安全自動車『ワゴンR ASV-4』と『スカイウェイブ250 ASV-4』の公道走行実験を開始すると発表した。
この実験は国土交通省の「先進安全自動車(ASV)推進計画」に基づくもので、第4期となる今回は車車間通信を利用した安全運転支援システムの実証実験に参画するため、実験車を開発した。
国土交通省は、同実験を栃木県、神奈川県、愛知県、広島県で実施する計画で、スズキは神奈川県で「出会い頭衝突防止システム」と「追突防止システム」の実証実験を行う。
今回開発した安全運転支援システムは、電波による車車間通信機を使って車両相互に位置・方向・速度などの情報を交換し、他車両と衝突の可能性がある場合に音と画面表示で運転者に警告する。
具体的には見通しの悪い交差点などで車両が一旦停止してから再発進しようとした際、運転者が優先道路側の他車両を見落とす可能性があり、こうした場合に音と画面表示で注意喚起することで安全運転支援を行う。
スズキは、交通事故削減のための先進自動車技術の開発して、交通社会に求められる安全技術の研究を行っていく。