JFE 西日本製鉄所の製鋼能力を増強

自動車 ビジネス 企業動向

JFEスチールは、西日本製鉄所の生産能力を増強、高級鋼の生産を年間300万トン増やし、全社の粗鋼生産量を現状よりも10%増となる年間3300万トン体制を目指すと発表した。

同社は、経営統合による発足後5年間で、財務体質を改善しながら高級鋼を中心に生産を増強し、統合当初の粗鋼生産体制2650万トンから3000万トンに拡大した。海外でも、広州JFE鋼板有限公司の設立などにより、高級鋼の供給体制を整備している。

高級鋼の需要増に対応するため、生産能力を増強する。年間粗鋼生産が現在2150万トンと世界最大の製鉄所である西日本製鉄所は、2300万トンとする。福山地区で150万トン増の1300万トンとするため、新たに約500億円を投じて年産240万トンのスラブ連鋳機を新設するほか、脱ガス設備の増強、スラブ手入れ設備を新設する。これらの設備は2010年上期に稼動する予定だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV

特集