23日深夜、神奈川県横浜市保土ケ谷区内の市道で、違法駐車していたクルマの運転者に職務質問しようとしたところ、このクルマがパトカーに体当たりをする事件が起きた。クルマは警官の足を踏んで逃走。この警官がクルマに向かって威嚇発砲している。
神奈川県警・保土ケ谷署によると、事件が起きたのは23日の午後10時25分ごろ。横浜市保土ケ谷区釜台町付近の住人から「車庫の前に違法駐車しているクルマがある」との110番通報が入った。
現場に急行した同署員が車庫前に止まっている乗用車を確認。ナンバー照会の結果、このクルマは偽造ナンバーを装着していることが判明。35歳の巡査長が運転席にいた男に職務質問しようと接近したところ、男はクルマを発進させた。クルマは巡査長の足をタイヤで踏み、さらには前に止まっていたパトカーに体当たりした。
巡査長は拳銃1発を威嚇発砲。しかし、男はこれに動じることなく、その場から逃走した。巡査長は右足の甲を骨折する重傷を負っており、警察では殺人未遂と公務執行妨害容疑で捜査を開始。逃げたクルマの行方を追っている。