LPガス事業の統合を検討 Jエナジー、伊藤忠、大阪ガスなど

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ジャパンエナジー、伊藤忠商事、伊藤忠エネクス、大阪ガス、日商LPガスは、液化石油ガス(LPガス)事業で提携を検討することで基本合意した。

国内のLPガス業界は,最近のLPガス輸入価格の高騰や、他エネルギーとの競争激化による需要の伸び悩みなどを背景に、厳しい経営環境下にある。5社は、各社単独での合理化・効率化や元売/卸売/小売といった事業セグメントごとの部分的な提携ではこうした経営環境への対応は難しいとの認識で一致した。

今後、5社は、各社の海外調達から小売までのLPガス事業全体を視野に入れ、顧客への保安・サービスの一層の向上と、効率的に製品を安定供給できる総合的な競争力を持ったLPガス事業グループの構築に向けて提携することを検討する。各社のLPガス事業の再編・統合に向けて検討する。

具体的な検討項目では、元売・卸売機能を担う合弁会社を設立し、Jエナジー、日商、エネクスの3社の機能を統合する方向で検討する。

また、合弁会社の輸入するLPガスの海外調達を伊藤忠に一元化する方向で検討するほか、小売機能の競争力強化を図るため、Jエナジー、日商、エネクスの販売子会社を中心に、小売分野での競争力強化に向けて、業務提携や資本提携等の連携策を検討する。

今後、5社はLPガス事業の再編・統合に向けて鋭意検討を進め、今年9月末の合意を目指す。

《レスポンス編集部》

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