三菱重工業は、ボンバルディア社と共同開発した民間航空機4機種のうち、『DASH8Q-400』リージョナルターボプロップ機と『CRJ- 700/900』リージョナルジェット機の2機種について、担当部位の製造契約を解消すると発表した。生産をボンバルディア社に移管する。
三菱重工の民間航空機事業は、生産が本格化するボーイング787に開発・生産のリソースを集中する必要がある。このため、今後長期間にわたって全ての要求に対応していくことは困難であると判断、高付加価値製品へリソースを集中するため、同事業における生産機種を見直す。
三菱重工では今回の契約見直しで、生産移管費用約270億円を特別損失に計上する。