バスの窓からを身を乗り出し、転落

自動車 社会 社会

2日午前、長崎県佐世保市内の国道498号を走行していた知的障害者更生施設が所有するマイクロバスから男性の入所者が転落。対向車にはねられて頭部骨折などの重傷を負う事故が起きた。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

長崎県警・佐世保署によると、事故が起きたのは2日の午前11時20分ごろ。佐世保市内にある知的障害者更生施設が所有するマイクロバスが佐世保市矢峰町付近の国道498号を走行していたところ、バスに乗車していた30歳の男性入所者が窓を開けて身を乗り出し、そのまま転落した。

男性は対向車線側に転落。直後に対向車線を順走してきた乗用車にはねられた。男性は近くの病院に収容されたが、頭部骨折などの重傷を負った。警察では乗用車を運転していた37歳の男性から自動車運転過失傷害容疑で事情を聞いている。

バスには21人の入所者と職員4人が乗車。転落した男性は横スライド式の窓を全開し、身を乗り出していた。他の入所者が騒いだことで職員はこの状態に気づいたが、止める間もなく転落したという。

乗用車を運転していた男性も、警察の調べに対しては「バスから人が落ちてきた。急ブレーキを掛けたが間に合わなかった」などと話しているという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース