アイシン精機グループは、アイシン開発とアイシン・リビングプランナーを4月1日付けで合併すると発表した。
合併後の会社名は存続会社の商号、アイシン開発とし、アイシングループの総合デベロッパーとしてさらに強固な経営基盤を構築し、グループの総合力の強化を図る。
両社は総合自動車部品メーカーであるアイシングループ内では異業種の企業で、アイシン開発は建築、土木、緑化、不動産、保険、プラントサポート事業を展開する一方、最近では宅地分譲、マンション・戸建分譲、賃貸事業を組み合わせた都市開発事業を強化し、さらには介護事業に進出するなど多角化を進めてきた。
アイシン・リビングプランナーはリース・ファイナンス事業に加え「アイシンリブラン」のブランドのもとに、住宅や施設のリフォーム事業、インテリア・リビング事業の商品販売、中古設備販売などを展開している。
環境問題の重視や事業の国際化、安全・安心意識の高揚など、社会構造が変化する中で、両社は働く環境や住む人の安全と快適に配慮した施設や住まいづくり、より質の高いリース・保険のサービスの提供、グループの海外事業の拡大に対応した海外プラントサポート事業の推進などが求められている。
こうした企業環境では、事業内容に共通項の多い両社が統合し、人、物、金、情報の有効活用をはかり相乗効果を発揮して社会的なニーズに対応していく必要があると判断した。
統合後の新会社の組織体制は、事業本部制をベースに、各本部傘下に機能別の事業部を組織し事業展開する。