ヤマハ、新中期経営計画を策定---2010年に経常利益1500億円

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ヤマハ、新中期経営計画を策定---2010年に経常利益1500億円
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ヤマハ発動機は、2008年から2010年までの3か年の経営課題、事業戦略、数値目標をまとめた新中期経営計画を策定した。

新中期経営計画では、ヤマハ発動機グループの長期経営ビジョン「Frontier2020」のフェーズ1と位置づけ、前の中期経営計画の達成状況と残された課題を踏まえながらグループの発展を目指す。

二輪車事業では、日米欧で高付加価値マーケティングを継続して収益性の向上を図るとともに、中国・インドではプレゼンスの確立に向けた基盤構築を図る。成長市場であるアセアン、中南米地域では、積極的に成長機会を取り込む。特に最重要課題のインド再建に向けては70億ルピー(約200億円)を投資し、2010年には65万台の販売と事業採算のブレイクイーブンを目指す。

ASEAN地域では、積極的な新商品投入とプロモーション活動を推進し、主要5か国での販売台数を2010年に2007年の288万台の約1.5倍となる434万台を目指す。このためにインドネシアでの300万台体制構築やベトナムの新工場を稼動させるなど主要5か国での生産能力を470万台まで増強する。中南米地域では、ブラジルでの生産能力を60万台まで増強し、アルゼンチンでも今年から組立工場を稼動させる。これらの結果、2010年には2007年比56%増となる778万台の世界販売を計画している。

ATV事業では成熟市場での収益体質の向上を、新規領域であるSSV(サイドバイサイドビークル)カテゴリーでは販売拡大による成長を目指す。

全体の数値目標は、中期経営計画の3か年で3000億円の設備投資を実施する。最終年の2010年に連結売上高2兆1000億円、連結営業利益1430億円、連結経常利益1500億円の達成を目指す。

《レスポンス編集部》

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