イビデン第3四半期決算…DPF好調も、通期は下方修正

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イビデンが発表した2007年4 - 12月期の連結決算は、当期純利益が前年同期比19.7%増の411億1900万円と、大幅増益となった。

売上高は同11.3%増の3164億3100万円と、2ケタの増収となった。主力の電子関連事業では、プリント配線板は、海外携帯電話市場の高機能化の進展に伴いFVSS(次世代型ビルドアップ基板)の受注が増加し、パッケージ基板は、コンピュータ市場が堅調に推移したことや次世代製品の順調な切り替えが進んだことから、それぞれ売上が増加した。

また、セラミック事業では、ディーゼルパティキュレートフィルター(DPF)が、欧州新車市場で需要が順調に拡大したことや、北米・アジア市場向けの受注が好調に推移し、売上が増加した。

これに伴って営業利益も同13.4%増の572億6800万円と大幅増益を達成、経常利益も同10.2%増の601億8200万円と、増益だった。

業績は好調だが、販売価格ダウンや為替レートが円高ドル安で推移しているため、通期業績見通しを下方修正した。売上高は同7.9%増の4300億円、営業利益が同1.5%増の700億円、経常利益が同3.6%減の710億円、当期純利益が同0.6%減の480億円となる見通し。

《レスポンス編集部》

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