JTBとオリックス自動車は、出張者を対象にしたレンタカー事業で提携すると発表した。
2月1日からJTBの法人向けチケット手配システム「ビジット(Bzit)」にオリックス自動車のレンタカー予約機能を新設、サービスを開始する。このシステムは、法人企業と出張者の利便性の向上を図り、同時にコスト削減にも寄与するとしており、レンタカー業界では初の取り組みとなる。
Bzitは、JTBグループが提供する法人向けの出張支援サービスで、主にインターネットによる国内航空券や新幹線のチケット手配、ビジネスホテルの予約を請負うサービス。現在、約1600社の法人企業が会員になっている。
レンタカーをBzit経由で利用することで、法人企業の顧客は航空チケットなどと合わせて出張に関わる費用を一括で支払うことができる。また、利用実績が一元管理できるため、業務の効率化も図れる。
これまで両社は、個人向けパッケージ旅行商品で連携してきたが、法人向けサービスでは今回のBzitが初の取り組みとなる。
今後は、出張などの社内申請や経費計上の機能を持つJTBの旅費・経費管理システム「ジェィズ・ナビ」などとの連携も検討していく。