ひき逃げ死亡の女性、殺害された乳児の母だった

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23日未明、大阪府大阪市東成区内の市道で、クルマにはねられたとみられる若い女性が路上に倒れているのを通行人が発見、警察に届け出た。女性は間もなく死亡。その後の調べで、守口市内で発生した乳児殺害事件で現場に居合わせた乳児の母親と判明した。

大阪府警・捜査1課によると、警察が事故発生を認知したのは23日の午前3時30分ごろ。大阪市東成区東中本2丁目付近の市道を通り掛った人から「路上に血を流した人が倒れている」という110番通報が寄せられた。

現場を管轄する東成署員が路上に倒れている若い女性を確認。女性は近くの病院に収容されたが、全身を強打しており、外傷性ショックなどが原因で間もなく死亡した。女性は発見された地点から約45m離れた場所にある歩道橋から飛び降り、市道を走行していたクルマにはねられ、現場まで引きずられた可能性が高くなった。

遺留品から身元調べを進めたところ、死亡していたのは守口市内に在住する22歳の女性と判明。この女性の長男にあたる生後2か月の男児は今月16日に殺害されており、死亡した女性も粘着テープで拘束されたところを家族に発見されている。

警察では21日から女性に対する事情聴取を行っており、23日も聴取を行う予定だった。女性が飛び降りを図った歩道橋には遺書とみられる手紙も発見されているという。警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始した。

《石田真一》

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